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    相続税申告の土地評価の事例集

    相続税申告の土地評価の事例を紹介します。

    宅地の評価

    正面だけが路線に接している宅地
    正面だけが路線に接している宅地の場合

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    正面と片側の側面が路線に接している宅地(角地)
    正面と片側の側面が路線に接している宅地(角地)

    詳しくはこちら

    正面と裏面が路線に接している宅地
    正面と裏面が路線に接している宅地

    詳しくはこちら

    正面と両側の側面が路線に接している宅地
    正面と両側の側面が路線に接している宅地

    詳しくはこちら

    正面と裏面と側面が路線に接している宅地
    正面と裏面と側面が路線に接している宅地

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    4つの路線に接している宅地
    4つの路線に接している宅地

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    正面路線価の判定Ⅰ
    正面路線価の判定Ⅰ

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    正面路線価の判定Ⅱ
    正面路線価の判定Ⅱ

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    正面路線に2つの路線価がついている宅地
    正面路線に2つの路線価がついている宅地

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    不整形地Ⅰ(平均的な奥行距離による評価)
    不整形地Ⅰ(平均的な奥行距離による評価)

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    不整形地Ⅱ(整形地に区分して評価)
    不整形地Ⅱ(整形地に区分して評価)

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    一つの側方路線に2つの路線価が付されている宅地
    一つの側方路線に2つの路線価が付されている宅地

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    一つの路線に接している三角形の宅地
    一つの路線に接している三角形の宅地

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    二つの路線に接している三角形の宅地
    二つの路線に接している三角形の宅地

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    路線の外側に接する宅地
    路線の外側に接する宅地

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    地区区分が異なる宅地
    地区区分が異なる宅地

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    間口が狭い宅地
    間口が狭い宅地

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    奥行が長い宅地
    奥行が長い宅地

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    著しく狭い宅地
    著しく狭い宅地

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    土砂災害特別警戒区域内にある宅地
    土砂災害特別警戒区域内にある宅地

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    土砂災害特別警戒区域内にある宅地でがけ地等を有する場合
    土砂災害特別警戒区域内にある宅地でがけ地等を有する場合

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    正面だけが路線に接している宅地の場合

    正面だけが路線に接している宅地の場合

    地目 宅地
    地積 300㎡
    正面路線価 180,000円/㎡
    間口 30m
    奥行 10m
    利用区分 自用地
    地区区分 普通商業・併用住宅地区
    奥行価格補正率 奥行10m 普通商業併用住宅地区の場合
    0.99
    1㎡当たりの価格
    (正面路線価×奥行価格補正率)
    180,000円×0.99=178,200円
    自用地の評価 (1㎡当たりの価格×地積)
    178,200円×300㎡=53,460,000円
    評価明細書「第1表」の記載例はこちら

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    正面と片側の側面が路線に接している宅地(角地)

    正面と片側の側面が路線に接している宅地(角地)

    正面と片側の側面に路線が接している場合、各路線価に奥行価格補正率を加味した価格の高い路線を 正面とする

    地目 宅地
    地積 300㎡
    正面路線価 180,000円/㎡
    側方路線価 100,000円/㎡
    間口 30m
    奥行 10m
    利用区分 自用地
    地区区分 普通商業・併用住宅地区
    奥行価格補正率 奥行10m普通商業併用住宅地区の場合 0.99
    奥行30m普通商業併用住宅地区の場合 1.00
    1㎡当たりの価格
    ◇一路線 (正面路線価×奥行価格補正率)
    180,000円×0.99=178,200円(A)
    ◇二路線 (A)+(側方路線価×奥行価格補正率×側方路線影響加算率)
    178,200円+(100,000円×1.00×0.08)=186,200円
    自用地の評価 (1㎡当たりの価格×地積)
    186,200円×300㎡=55,860,000円
    評価明細書「第1表」の記載例はこちら

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    正面と裏面が路線に接している宅地

    正面と裏面が路線に接している宅地

    正面と裏面が路線に接している場合、各路線価に
    奥行価格補正率を加味した価格の高い路線を 正面とする
    地目 宅地
    地積 300㎡
    正面路線価 180,000円/㎡
    裏面路線価 100,000円/㎡
    間口 30m
    奥行 10m
    利用区分 自用地
    地区区分 普通商業・併用住宅地区
    奥行価格補正率 奥行10m普通商業併用住宅地区の場合0.99
    1㎡当たりの価格
    ◇一路線 (正面路線価×奥行価格補正率)
    180,000円×0.99=178,200円(A)
    ◇二路線 (A)+(裏面路線価×奥行価格補正率×二方路線影響加算率)
    178,200円+(100,000円×0.99×0.05)=183,150円
    自用地の評価 (1㎡当たりの価格×地積)
    183,150円×300㎡=54,945,000円
    評価明細書「第1表」の記載例はこちら

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    正面と両側の側面が路線に接している宅地

    正面と両側の側面が路線に接している宅地

    正面と両側の側面が路線に接している場合、各路線価に奥行価格補正率を加味した価格の高い路線を 正面とする
    地目 宅地
    地積 300㎡
    正面路線価 180,000円/㎡
    側方路線価 100,000円/㎡
    側方路線価 100,000円/㎡
    間口 30m
    奥行 10m
    利用区分 自用地
    地区区分 普通商業・併用住宅地区
    奥行価格補正率 奥行10m普通商業併用住宅地区の場合0.99
    奥行30m普通商業併用住宅地区の場合1.00
    1㎡当たりの価格
    ◇一路線 (正面路線価×奥行価格補正率)
    180,000円×0.99=178,200円(A)
    ◇二路線 (A)+(側方路線価×奥行価格補正率×側方路線影響加算率)
    178,200円+(100,000円×1.00×0.08)=186,200円(B)
    ◇三路線 (B)+(側方路線価×奥行価格補正率×側方路線影響加算率)
    186,200円+(100,000円×1.00×0.08)=194,200円
    自用地の評価 (1㎡当たりの価格×地積)
    194,200円×300㎡=58,260,000円
    評価明細書「第1表」の記載例はこちら

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    正面と裏面と側面が路線に接している宅地

    正面と裏面と側面が路線に接している宅地

    3つの路線に接している場合、各路線価に奥行価格補正率を加味した価格の高い路線を 正面とする
    地目 宅地
    地積 300㎡
    正面路線価 180,000円/㎡
    側方路線価 100,000円/㎡
    裏面路線価 100,000円/㎡
    間口 30m
    奥行 10m
    利用区分 自用地
    地区区分 普通商業・併用住宅地区
    奥行価格補正率 奥行10m普通商業併用住宅地区の場合0.99
    奥行30m普通商業併用住宅地区の場合1.00
    1㎡当たりの価格
    ◇一路線 (正面路線価×奥行価格補正率)
    180,000円×0.99=178,200円(A)
    ◇二路線 (A)+(側方路線価×奥行価格補正率×側方路線影響加算率)
    178,200円+(100,000円×1.00×0.08)=186,200円(B)
    ◇三路線 (B)+(裏面路線価×奥行価格補正率×二方路線影響加算率)
    186,200円+(100,000円×0.99×0.05)=191,150円
    自用地の評価 (1㎡当たりの価格×地積)
    191,150円×300㎡=57,345,000円
    評価明細書「第1表」の記載例はこちら

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    4つの路線に接している宅地

    4つの路線に接している宅地

    正面路線価@180,000円/㎡
    側方・裏面路線価 各@100,000/㎡

    4つの路線に接している場合、各路線価に奥行価格補正率を加味した価格の高い路線を 正面とする

    地目 宅地
    地積 300㎡
    正面路線価 180,000円/㎡
    側方路線価 100,000円/㎡
    側方路線価 100,000円/㎡
    裏面路線価 100,000円/㎡
    間口 30m
    奥行 10m
    利用区分 自用地
    地区区分 普通商業・併用住宅地区
    奥行価格補正率 奥行10m普通商業併用住宅地区の場合0.99
    奥行30m普通商業併用住宅地区の場合1.00
    1㎡当たりの価格
    ◇一路線 (正面路線価×奥行価格補正率)
    180,000円×0.99=178,200円(A)
    ◇二路線 (A)+(側方路線価×奥行価格補正率×側方路線影響加算率)
    178,200円+(100,000円×1.00×0.08)=186,200円
    ◇三路線 (B)+(側方路線価×奥行価格補正率×側方路線影響加算率)
    186,200円+(100,000円×1.00×0.08)=194,200円
    ◇四路線 (C)+(裏面路線価×奥行価格補正率×二方路線影響加算率)
    194,200円+(100,000円×0.99×0.05)=199,150円
    自用地の評価 (1㎡当たりの価格×地積)
    199,150円×300㎡=59,745,000円
    評価明細書「第1表」の記載例はこちら

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    正面路線価の判定Ⅰ

    正面路線価の判定Ⅰ

    2つの路線に接している場合、各路線価に奥行価格補正率を加味した価格の高い路線を 正面とする

    正面路線価
    ・80C 路線価¥80,000×奥行価格補正率0.94=¥75,200/㎡
    ・78B 路線価¥78,000×奥行価格補正率1.00=¥78,000/㎡
    地目 宅地
    地積 800㎡
    正面路線価 78,000円/㎡
    側方路線価 80,000円/㎡
    間口 40m
    間口 20m
    利用区分 自用地
    地区区分 普通商業・併用住宅地区
    奥行価格補正率 奥行40m普通商業併用住宅地区の場合0.94
    奥行20m普通商業併用住宅地区の場合1.00
    1㎡当たりの価格
    ◇一路線 (正面路線価×奥行価格補正率)
    78,000円×1.00=78,000円(A)
    ◇二路線 (A)+(側方路線価×奥行価格補正率×側方路線影響加算率)
    78,000円+(80,000円×0.94×0.08)=84,016円(B)
    自用地の評価 (1㎡当たりの価格×地積)
    84,016円×800㎡=67,212,800円
    評価明細書「第1表」の記載例はこちら

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    正面路線価の判定Ⅱ

    正面路線価の判定Ⅱ

    ◆接道義務に基づく道路幅を満たさない間口距離しかない宅地の場合には、最も影響を受ける路線を 正面路線と認められる

    ◆上記の形状の土地については(a)と(b)に区分してそれぞれの奥行価格補正等の画地調整を行い評価できる
    ・(a)間口10m×奥行20m=200㎡ 正面路線価300C 
    ¥300,000×奥行価格補正率1.00=¥300,000/㎡
    ・(b)間口1m×奥行10m=10㎡ 正面路線価400C 
    ¥400,000×奥行価格補正率1.00=¥400,000/㎡
    地目 宅地
    地積 210㎡
    正面路線価 (a) 300,000円/㎡
    (b) 400,000円/㎡
    間口 (a) 10m
    (b) 1m
    奥行 (a) 20m
    (b) 10m
    利用区分 自用地
    地区区分 普通住宅地区
    奥行価格補正率 奥行10m、20m 普通住宅地区の場合 1.00
    間口狭小補正率 (a)間口10m 普通住宅地区の場合 1.00
    (b)間口1m 普通住宅地区の場合 0.90
    奥行長大補正率 (a)奥行距離20m÷間口距離10m=2 0.98
    (b)奥行距離10m÷間口距離1m=10 0.90
    1㎡当たりの価格
    ・(a)正面路線価300C 
    ¥300,000×奥行価格補正率1.00=¥300,000/㎡
    ¥300,000×間口狭小補正率1.00×奥行長大補正率0.98=¥294,000/㎡
    ・(b)正面路線価400C 
    ¥400,000×奥行価格補正率1.00=¥400,000/㎡
    ¥400,000×間口狭小補正率0.9×奥行長大補正率0.9=¥324,000/㎡
    自用地の評価 (1㎡当たりの価格×地積)
    (a)294,000円×200㎡=58,800,000円
    (b)324,000円×10㎡=3,240,000円
    総額(a)+(b)=62,040,000円
    評価明細書「第1表」の記載例はこちら
    評価明細書「第2表」の記載例はこちら
    評価明細書「第3表」の記載例はこちら

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    正面路線に2つの路線価がついている宅地

    正面路線に2つの路線価がついている宅地

    正面路線に2つの路線価がある場合には、路線価が変わる地点までの間口距離でそれぞれ按分して路線価を求める

    (150,000×10m+180,000×20m)÷(10m+20m)=
    正面路線価170,000円
    地目 宅地
    地積 600㎡
    正面路線価 170,000円/㎡
    間口 30m
    奥行 20m
    利用区分 自用地
    地区区分 普通商業・併用住宅地区
    奥行価格補正率 奥行20m普通商業併用住宅地区の場合1.00
    1㎡当たりの価格
    ◇一路線 (正面路線価×奥行価格補正率)
    170,000円×1.00=170,000円
    自用地の評価 (1㎡当たりの価格×地積)
    170,000円×600㎡=102,000,000円
    評価明細書「第1表」の記載例はこちら

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    不整形地Ⅰ(平均的な奥行距離による評価)

    不整形地Ⅰ(平均的な奥行距離による評価)

    不整形地補正率の計算
    想定整形地の間口距離×想定整形地の奥行距離=
    想定整形地の地積 30m×30m=900㎡
    想定整形地の地積-不整形地の地積÷想定整形地の地積=
    かげ地割合 (900㎡ー700㎡)÷900㎡=22.22%
    不整形地補正率表の補正率×間口狭小補正率
    ①0.98×1.00=0.98
    奥行長大補正率×間口狭小補正率
    ②1.00×1.00=1.00
    ①②のいずれか低い率、0.6を限界とする
    不整形地補正率0.98 ※
    地目 宅地
    地積 700㎡
    正面路線価 180,000円/㎡
    側方路線価 100,000円/㎡
    間口 30m
    奥行 23.33m(700㎡÷30m)<(30m)
    利用区分 自用地
    地区区分 普通商業・併用住宅地区
    不整形地補正率 0.98
    奥行価格補正率 奥行23m普通商業併用住宅地区の場合1.00
    1㎡当たりの価格
    ◇一路線 (正面路線価×奥行価格補正率)
    180,000円×1.00=180,000円(A)
    ◇二路線 (A)+(側方路線価×奥行価格補正率×側方路線影響加算率)
    180,000円+(100,000円×1.00×0.08)=188,000円(B)
    不整形地 (B)×不整形地補正率
    188,000円×0.98=184,240円
    自用地の評価 (1㎡当たりの価格×地積)
    184,240円×700㎡=128,968,000円
    評価明細書「第1表」の記載例はこちら
    評価明細書「第2表」の記載例はこちら

    不整形地Ⅱ(整形地に区分して評価)

    不整形地Ⅱ(整形地に区分して評価)

    ◆上記の形状の不整形地については、整形地が得られる(a)と(b)に区分してそれぞれの奥行価格補正,不整形地補正等の画地調整を行い合計した価格で評価できる。          
    ※間口狭小補正率、奥行長大補正率は適用不可

    ・(a)間口20m×奥行30m=600㎡ 正面路線価180B 
    ¥180,000×奥行価格補正率1.00=¥180,000/㎡
    ・(b)間口10m×奥行10m=100㎡ 正面路線価180B
    ¥180,000×奥行価格補正率0.99=¥178,200/㎡
    ◆不整形地補正率0.98 ※
    地目 宅地
    地積 700㎡
    正面路線価 (a) 180,000円/㎡
    (b) 178,200円/㎡
    間口 (a) 20m
    (b) 10m
    奥行 (a) 30m
    (b) 10m
    利用区分 自用地
    地区区分 普通商業併用住宅地区
    奥行価格補正率 奥行10m 普通商業併用地区の場合 0.99
    奥行30m 普通商業併用地区の場合 1.00
    1㎡当たりの価格
    ・(a)正面路線価180B
    ◇一路線 (正面路線価×奥行価格補正率)
    180,000円×1.00=180,000円(A)
    ◇二路線 (A)+(側方路線価×奥行価格補正率×側方路線影響加算率)
    180,000円+(100,000円×1.00×0.08)=188,000円(B)
    不整形地 (B)×不整形地補正率※
    188,000円×0.98=184,240円

    1㎡当たりの価格
    ・(b)正面路線価180B
    ◇一路線 (正面路線価×奥行価格補正率)
    180,000円×0.99=178,200円(A)
    ◇二路線 (A)+(側方路線価×奥行価格補正率×側方路線影響加算率)
    178,200円+(100,000円×1.00×0.08)=186,200円(B)
    不整形地 (B)×不整形地補正率※
    186,200円×0.98=182,476円
    自用地の評価 (1㎡当たりの価格×地積)
    (a)184,240円×600㎡=110,544,000円
    (b)182,476円×100㎡=18,247,600円
    総額(a)+(b)=128,791,600円
    備考 平均的な奥行距離で評価するⅠ
    (184,240円×700㎡=128,968,000円)より、
    整形地に区分してそれぞれ評価するⅡ
    ((a)+(b)=128,791,600円)の方で計算する方が有利となる。
    評価明細書「第1表」の記載例はこちら
    評価明細書「第2表」の記載例はこちら
    評価明細書「第3表」の記載例はこちら

    一つの側方路線に2つの路線価が付されている宅地

    一つの側方路線に2つの路線価が付されている宅地

    側方路線価(路線に接する距離の加重平均した価格)
    45,000×5m+40,000×6m÷(5m+6m)=42,272円

    ◆側方路線に2以上の路線価が付されている場合は、路線に接する部分を加重平均し側方路線影響加算率を調整する
    側方路線影響加算率0.08×(5m+6m)/(5m+6m+8m)

    ◇正面路線の奥行距離は13m <17m(204㎡÷12m=17m)
    不整形地の奥行距離は、想定整形地の奥行距離と、不整形地の面積(204㎡)を間口距離(12m)で除した数値のいずれか小さい数値
    ◇側方路線の奥行距離は18m <18.5m(204㎡÷(5m+6m))
    地目 宅地
    地積 204㎡
    正面路線価 180,000円/㎡
    側方路線価 42,272円/㎡
    間口 12m
    奥行 13m
    利用区分 自用地
    地区区分 普通商業併用住宅地区
    不整形地補正率 想定整形地の地積 234㎡(18m×13m)
    かげ地割合 12.82%(234㎡÷204㎡)÷234㎡
    不整形地補正率表の補正率 0.99
    ①不整形地補正率表の補正率0.99×間口狭小補正率1.00=0.99
    ②奥行長大補正率1.00×間口狭小補正率1.00=1.00
    (①②のいずれか低い率を不整形地補正率とする)
    奥行価格補正率 奥行13m 普通商業併用地区の場合 1.00
    奥行18m 普通商業併用地区の場合 1.00
    1㎡当たりの価格
    ◇一路線 (正面路線価×奥行価格補正率)
    180,000円×1.00=180,000円(A)
    ◇二路線 (A)+(側方路線価×奥行価格補正率×側方路線影響加算率
    ×路線に接する部分の加重平均(5m+6m)/(5m+6m+8m))
    180,000円+(100,000円×1.00×0.08)×11/19=181,957円(B)
    不整形地 (B)×不整形地補正率※
    181,957円×0.99=180,137円
    自用地の評価 (1㎡当たりの価格×地積)
    180,137円×204㎡=36,747,948円
    評価明細書「第1表」の記載例はこちら
    評価明細書「第2表」の記載例はこちら

    一つの路線に接している三角形の宅地

    一つの路線に接している三角形の宅地

    ◆三角形の土地は、不整形地として不整形地補正率を適用する
    奥行距離
    不整形地の場合には、想定整形地の奥行距離を限度として、不整形地の面積を間口距離で除した数値とする。
    面積150㎡÷間口20m=奥行距離7.5m <15m(想定整形地の奥行距離)
    地目 宅地
    地積 150㎡
    正面路線価 180,000円/㎡
    間口 20m
    奥行 7.5m
    利用区分 自用地
    地区区分 普通商業併用住宅地区
    不整形地補正率 想定整形地の間口距離×想定整形地の奥行距離=想定整形地の地積
    20m×15m=300㎡
    想定整形地の地積-不整形地の地積÷想定整形地の地積=かげ地割合
    (300㎡ー150㎡)÷300㎡=50.00%
    不整形地補正率表の補正率×間口狭小補正率
    ①0.84×1.00=0.84
    奥行長大補正率×間口狭小補正率
    ②1.00×1.00=1.00
    ①②のいずれか低い率、0.6を限界とする  
    不整形地補正率 0.84
    奥行価格補正率 奥行7.5m 普通商業併用地区の場合 0.95
    1㎡当たりの価格
    ・正面路線価180B
    ◇一路線 (正面路線価×奥行価格補正率)
    180,000円×0.95=171,000円(A)
    ・不整形地 
    不整形地補正率表の補正率0.84
    171,000円×0.84=143,640円
    自用地の評価 (1㎡当たりの価格×地積)
    143,640円×150㎡=21,546,000円
    評価明細書「第1表」の記載例はこちら
    評価明細書「第2表」の記載例はこちら

    二つの路線に接している三角形の宅地

    二つの路線に接している三角形の宅地

    ◆三角形の土地は、不整形地として不整形地補正率を適用する
    ◆2つの路線に接している場合、各路線価に奥行価格補正率を加味した価格の高い路線を正面とする

    奥行距離
    不整形地の場合には、想定整形地の奥行距離を限度として、不整形地の面積を間口距離で除した数値とする。
    ・正面路線 面積150㎡÷間口20m=奥行距離7.5m <15m(想定整形地の奥行距離)
    ・側方路線 面積150㎡÷間口15m=奥行距離10m <20m(想定整形地の奥行距離)

    正面路線価の算定
    路線価×奥行価格補正率
    ¥180,000×0.95=¥171,000(正面路線価)
    ¥80,000×0.99=¥79,200
    地目 宅地
    地積 150㎡
    正面路線価 180,000円/㎡
    側方路線価 80,000円/㎡
    間口 20m
    奥行 7.5m
    利用区分 自用地
    地区区分 普通商業・併用住宅地区
    不整形地補正率 想定整形地の間口距離×想定整形地の奥行距離=想定整形地の地積
    20m×15m=300㎡
    想定整形地の地積-不整形地の地積÷想定整形地の地積=かげ地割合
    (300㎡ー150㎡)÷300㎡=50.00%
    不整形地補正率表の補正率×間口狭小補正率
    ①0.84×1.00=0.84
    奥行長大補正率×間口狭小補正率
    ②1.00×1.00=1.00
    ①②のいずれか低い率、0.6を限界とする  
    不整形地補正率 0.84
    奥行価格補正率 奥行7.5m 普通商業併用地区の場合 0.95
    奥行10m 普通商業併用地区の場合 0.99
    1㎡当たりの価格
    ◇一路線 (正面路線価×奥行価格補正率)
    180,000円×0.95=171,000円(A)
    ◇二路線 (A)+(側方路線価×奥行価格補正率×側方路線影響加算率)
    171,000円+(80,000円×0.99×0.08)=177,336円(B)
    不整形地 不整形地補正率0.84
    177,336円×0.84=148,962円
    自用地の評価 (1㎡当たりの価格×地積)
    148,962円×150㎡=22,344,300円
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    準角地

    準角地

    ◆連続する一つの路線の内側に位置するものを「準角地」という
    ◆路線価が同じ場合、路線に接している距離が長い方が正面路線となり、残りが側方路線となる
    地目 宅地
    地積 800㎡
    正面路線価 80,000円/㎡
    側方路線価 80,000円/㎡
    間口 40m
    奥行 20m
    利用区分 自用地
    地区区分 普通商業・併用住宅地区
    奥行価格補正率 奥行20m 普通商業併用地区の場合 1.00
    奥行40m 普通商業併用地区の場合 0.94
    1㎡当たりの価格
    ◇一路線 (正面路線価×奥行価格補正率)
    80,000円×1.00=80,000円(A)
    ◇二路線 (A)+(側方路線価×奥行価格補正率×側方路線影響加算率)
    80,000円+(80,000円×0.94×0.08)=86,016円(B)
    自用地の評価 (1㎡当たりの価格×地積)
    86,016円×800㎡=68,812,800円
    評価明細書「第1表」の記載例はこちら

    路線の外側に接する宅地

    路線の外側に接する宅地

    ◆連続する一つの路線の外側に接している場合、点線の位置で2つに分割し別々に評価し、評価額を合計する 
    ※地積300㎡ (A:225㎡ B:75㎡)
    ◆上図は準角地ではなく、側方路線影響加算、不整形地補正率も適用なし
    地目 宅地
    地積 A:225㎡
    B:75㎡
    正面路線価 A:80,000円/㎡
    B:80,000円/㎡
    間口 A:20m
    B:10m
    奥行 A:10m
    B:5m
    利用区分 自用地
    地区区分 普通商業・併用住宅地区
    奥行価格補正率 A奥行10m普通商業併用住宅地区の場合0.99
    B奥行5m普通商業併用住宅地区の場合0.92
    1㎡当たりの価格
    ◇A:一路線 (正面路線価×奥行価格補正率)
    80,000円×0.99=79,200円(A)
    ◇B:一路線 (正面路線価×奥行価格補正率)
    80,000円×0.92=73,600円(B)
    自用地の評価 (1㎡当たりの価格×地積)
    A:79,200円×225㎡=17,820,000円
    B:73,600円×75㎡=5,520,000円
    A+B合計 23,340,000円
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    地区区分が異なる宅地

    地区区分が異なる宅地

    準角地
    ◆各路線価に当該地区区分に対応する奥行価格補正率を加味した価格の高い路線を正面とする
    ◆側方路線に関しても、正面路線の地区区分を適用
    正面路線180,000円/㎡普通商業併用住宅地区
    側方路線80,000円/㎡普通住宅地区
    地目 宅地
    地積 800㎡
    正面路線価 180,000円/㎡
    側方路線価 80,000円/㎡
    間口 40m
    奥行 20m
    利用区分 自用地
    地区区分 普通商業・併用住宅地区
    奥行価格補正率 奥行20m普通商業併用住宅地区の場合 1.00
    奥行40m普通商業併用住宅地区の場合 0.94
    1㎡当たりの価格
    ◇一路線 (正面路線価×奥行価格補正率)
    180,000円×1.00=80,000円(A)
    ◇二路線 (A)+(側方路線価×奥行価格補正率×側方路線影響加算率)
    180,000円+(80,000円×0.94×0.04)=183,008円(B)
    自用地の評価 (1㎡当たりの価格×地積)
    183,008円×800㎡=146,406,400円
    評価明細書「第1表」の記載例はこちら

    間口が狭い宅地

    間口が狭い宅地

    ◆間口狭小補正の対象
    ◆奥行長大補正の対象(間口に対して奥行が長い場合)
    ◆奥行価格補正
    地目 宅地
    地積 200㎡
    正面路線価 180,000円/㎡
    間口 5m
    奥行 40m
    利用区分 自用地
    地区区分 普通商業・併用住宅地区
    間口狭小補正率 間口5m普通商業・併用住宅地区の場合0.97
    奥行長大補正率 普通商業・併用住宅地区の場合0.90
    (奥行距離40m÷間口距離5m=8)
    奥行価格補正率 奥行40m普通商業併用住宅地区の場合0.93
    1㎡当たりの価格
    ◇一路線 (正面路線価×奥行価格補正率)
    180,000円×0.93=167,400円(A)
    ◇(A)×(間口狭小補正率×奥行長大補正率)
    167,400円×(0.97×0.90)=146,140円
    自用地の評価 (1㎡当たりの価格×地積)
    146,140円×200㎡=29,228,000円
    評価明細書「第1表」の記載例はこちら

    奥行が長い宅地

    奥行が長い宅地

    ◆間口狭小補正の対象・奥行長大補正の対象(間口に対して奥行が長い場合)
    ◆奥行価格補正
    ※2つの路線に接している場合、各路線価に奥行価格補正率を加味した価格の高いほうの路線が正面路線となる
    地目 宅地
    地積 200㎡
    正面路線価 180,000円/㎡
    側方路線価 100,000円/㎡
    間口 5m
    奥行 40m
    利用区分 自用地
    地区区分 普通住宅地区
    間口狭小補正率 間口5m普通住宅地区の場合0.94
    奥行長大補正率 普通住宅地区の場合0.90
    (奥行距離40m÷間口距離5m=8)
    奥行価格補正率 奥行40m普通住宅地区の場合0.91
    奥行 5m普通住宅地区の場合0.92
    1㎡当たりの価格
    ◇一路線 (正面路線価×奥行価格補正率)
    180,000円×0.91=163,800円(A)
    ◇二路線 (A)+(側方路線価×奥行価格補正率×側方路線影響加算率)
    163,800円+(100,000円×0.92×0.03)=166,560円(B)
    ◇(B)×(間口狭小補正率×奥行長大補正率)
    166,560円×(0.94×0.90)=140,909円
    自用地の評価 (1㎡当たりの価格×地積)
    140,909円×200㎡=28,181,800円
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    著しく狭い宅地

    著しく狭い宅地

    ◆著しく狭い宅地であっても、特別な評価減はない
    ◆間口狭小補正の対象
    ◆奥行価格補正
    ※2つの路線に接している場合、各路線価に奥行価格補正率を加味した価格の高いほうの路線が正面路線となる
    地目 宅地
    地積 12㎡
    正面路線価 180,000円/㎡
    側方路線価 100,000円/㎡
    間口 4m
    奥行 3m
    利用区分 自用地
    地区区分 普通住宅地区
    間口狭小補正率 間口4m普通住宅地区の場合0.94
    奥行価格補正率 奥行3m普通住宅地区の場合0.90
    奥行4m普通住宅地区の場合0.92
    1㎡当たりの価格
    ◇一路線 (正面路線価×奥行価格補正率)
    180,000円×0.90=162,000円(A)
    ◇二路線 (A)+(側方路線価×奥行価格補正率×側方路線影響加算率)
    162,000円+(100,000円×0.92×0.03)=164,760円(B)
    ◇(B)×(間口狭小補正率×奥行長大補正率)
    164,760円×(0.94×1.00)=154,874円
    自用地の評価 (1㎡当たりの価格×地積)
    154,874円×12㎡=1,858,488円
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    土砂災害特別警戒区域内にある宅地

    土砂災害特別警戒区域内にある宅地

    ◆総地積:400㎡
    ◆特別警戒区域内となる部分:100㎡
    ◆特別警戒区域補正率:0.90(※参照:特別警戒区域補正率表より)
    (※総地積に対する特別警戒区域となる部分の地積の割合:100㎡/400㎡ = 0.25)
    地目 宅地
    地積 400㎡
    正面路線価 100,000円/㎡
    間口 20m
    奥行 20m
    利用区分 自用地
    地区区分 普通住宅地区
    奥行価格補正率 奥行20m普通住宅地区の場合1.00
    特別警戒区域補正率 0.90
    1㎡当たりの価格
    一路線 (正面路線価×奥行価格補正率)
    100,000円×1.00=100,000円(A)
    (A)×(特別警戒区域補正率)
    100,000円×0.90=90,000円
    自用地の評価 (1㎡当たりの価格×地積)
    90,000円×400㎡=36,000,000円
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    土砂災害特別警戒区域内にある宅地でがけ地等を有する場合

    土砂災害特別警戒区域内にある宅地でがけ地等を有する場合

    ◆総地積:400㎡
    ◆特別警戒区域内となる部分:300㎡
    ◆がけ地(南方位)の地積:200㎡
    ◆特別警戒区域補正率:特別警戒区域補正率表の補正率×がけ地補正率 0.70×0.82=0.57(小数点以下2位未満切捨て)
    地目 宅地
    地積 400㎡
    正面路線価 100,000円/㎡
    間口 20m
    奥行 20m
    利用区分 自用地
    地区区分 普通住宅地区
    奥行価格補正率 奥行20m普通住宅地区の場合1.00
    特別警戒区域補正率表の補正率※1  0.70
    (総地積に対する特別警戒区域となる部分の地積の割合:300㎡/400㎡ = 0.75)
    がけ地補正率 南方位※2 0.82
    (総地積に対するがけ地部分の地積の割合:200㎡/400㎡ = 0.50)
    特別警戒区域補正率 0.57
    ※1特別警戒区域補正率表の補正率 × ※2がけ地補正率
    0.70×0.82=0.574(小数点以下2位未満切捨て)
    1㎡当たりの価格
    ◇一路線 (正面路線価×奥行価格補正率)
    100,000円×1.00=100,000円(A)
    ◇(A)×(特別警戒区域補正率)
    100,000円×0.57=57,000円
    自用地の評価 (1㎡当たりの価格×地積)
    57,000円×400㎡=22,800,000円
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